米長邦雄永世棋聖(1)

功罪相半ば、とは例によって関係者が表立って使わない言葉である。
しかし棋界にとって晩年の米長さんは、はっきり功罪相半ばする存在だった。

功を語るは、比較的容易である。

一方で、罪を明らかにしようとすれば、途端に気は重くなる。
そして、「おい、あんまり俺の悪口ばかり書かないでくれよ」という声が、今でも聞こえてきそうだ。
書きたいことはいろいろあるのだけれど、どうにも手が進まない。
さっきからずっと、一人で苦笑している。

憎めない人だった。
数々の最低の言動が、最高だった。
これほどの悪人、これほどのエンターテイナーはもう、棋界には現れないだろう。
棋界は本当に惜しい人物を失った。


米長邦雄永世棋聖(1)」への2件のフィードバック

  1. 耳目を集めることに恐ろしく長けた人だなーと思いました。瀬川さんとか電王戦とか。(3・11直後の「文化は前進する」は…ドン引きでしたが。)
    mtmtさんが、以前のようにネット中継を担ってくださるよう、期待しています。

  2. ピンバック: 松本博文が米長邦雄に宛てた追悼の言葉(晩年の米長邦雄をどう評価すべきなのか?――命日に寄せて) | ベラジョンカジノの登録はコチラ

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