峠道より
12月30日(火)
静岡横断中にいちばんよく聴いた歌は、「ふじの山」。どこの市内でも駅前の横断歩道が青になると、「頭を雲の上に出し……」のメロディーが流れていた。ローカルテレビ局にチャンネルを回すと、蒲原文化センターが建て替えのため取り壊されるということで、最後のコンサートの模様が放映されていた。「ふじの山」「茶摘」「みかんの花咲く丘」など地元にゆかりの歌が合唱されていた。
写真は東海道中の難所と言われた、薩捶峠に向かう道より。上りが急であることは間違いないが、往時のように断崖絶壁を歩く覚悟が必要なわけでもなく、「みかんの花が咲いている……」と口ずさむぐらいの余裕はある。よく晴れた朝、何度も後ろを振り返って、間近に見える富士を眺めた。

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