2007年12月25日

鍋焼きうどん

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…母が死んでから清はいよいよおれを可愛がった。時々は小供心になぜあんなに可愛がるのかと不審に思った。つまらない、廃(よ)せばいいのにと思った。気の毒だと思った。それでも清は可愛がる。折々は自分の小遣いで金鍔や紅梅焼を買ってくれる。寒い夜などはひそかに蕎麦粉を仕入れておいて、いつの間にか寝ている枕元へ蕎麦湯を持って来てくれる。時には鍋焼饂飩さえ買ってくれた。…

(夏目漱石「坊っちゃん」)

 12月17日(月)

 松山2日目の昼、くまアナに「ことり」という鍋焼きうどんの店に連れていってもらった。鍋焼きうどんは松山市民のソウルフードで、映画「がんばっていきまっしょい」にも出てくるそうだ。そうだ、と書きながら、劇場で映画も見て、原作の小説も読んだのによく覚えていない。メニューは鍋焼きうどん(460円)といなり(1皿2つで240円)しかない。確かに近くにあれば、通いたくなる味だった。

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