
7日(火)は朝起きて将棋会館に。雪ですべらないようにと警戒して、革靴ではなくトレッキングシューズを履いて出かけたのだが、さほど積もってはいなかった。カメラを首から提げて歩くも、目をひく風景は見当たらず。写真は去年の3月、近所の海蔵寺で撮りました。
C級1組全14局のうち、東京は6局で大阪は8局。珍しく東京の方が対局が少なかった。昇級争いに関係のある▲石川(6-2)-△山崎(8-0)戦、▲渡辺(7-1)-△長沼(5-3)戦も大阪。その分担当の翔記者は大変である。お疲れさまでした。
16時から将棋会館2階の研修室で梅田望夫さんの講演があった。私も作業の合間、少しだけ見学させていただきました。ネットと将棋の関係について、いろいろと思うところがあった。
東京のモニターテレビに映っていたのは王位リーグ白組1回戦の森内名人-藤原六段戦。ふと見ると、藤原六段が優勢である。しかし最終盤、どちらが勝ちかもうわからない。検討陣が固唾を呑んで見守る中、勝ったのは藤原六段だった。藤原六段が四段昇段時に記した、森内-藤原の若駒戦決勝のことを思い出した。藤原六段は王位戦予選決勝で山崎六段の連勝を15で止め、森内名人の連勝は9で止めた。
夜は大阪の模様を時折チェックしながらの更新作業。▲石川-△山崎戦、途中は石川六段が圧倒的に優勢に見えた。片上四段に見解を聞くと「なんだ、まだ馬を作られただけじゃないですか」。国の借金、まだ900兆円じゃないですか、という感じの口ぶりだった。その後の△6一角~△8三角は素人では思い浮かばない。山崎六段が地力を見せて一気に優位に立ち、B級2組昇級を決めた。
▲渡辺-△長沼戦は、竜王が大阪に遠征しての対局。順位戦では席次に関係なく、またハードスケジュールなどの事情も関係なく、アウェーへ移動を課せられることがある。長沼七段は一昨年のラス前、8連勝中の屋敷八段(当時)を止めた印象が強い。そのとき私も大阪に遠征して中継していた。渡辺、長沼、両者ともに穴熊に組み替えた後は、堅さに優る渡辺竜王が手堅く勝った。自力で迎える最終戦、相手は窪田五段である。
東京で最後まで残っていた▲中座(3-5)-△真田(3-5)戦が終わったのは午前1時32分。3時頃に将棋会館を後にした。コンビニで缶ビールを買おうという誘惑に打ち勝った後、外苑西通りの「トゥ・ザ・ハーブス」の前を通ると誰かが機嫌よさそうに、ガラス越しに手を振っている。千葉五段と松尾五段だった。ああ、今日も酒を飲んでいいということだなと解釈して便乗させてもらい、5時までワインを飲んだ。前回9回戦、松尾五段は山崎六段と対戦して止めることができなかった。「山崎さんはNHKで負けて徹夜だったらしいですね」と言うと「え、そうなんですか。知りませんでした」。一瞬悔しそうな表情を見せた後、「天才だから何でもありなんですね」と言って、小さく笑っていた。